伏木万葉埠頭バイオマス発電合同会社

NEWS

2022.10.16
メディア向け特別見学会および竣工記念式典を開催いたしました。
メディア向け特別見学会
2022.08.31
「たかおかSDGsパートナー会員」に認定されました。
2022.07.02
営業運転を開始しました。
2021.04.01
ウェブサイトを公開しました。

伏木万葉埠頭バイオマス発電所について

政府は2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロとする、即ちカーボンニュートラルを目指すことを宣言しており、温室効果ガス排出量の4割以上を占める発電などエネルギー転換部門での取り組みが特に重要になります。

カーボンニュートラルに向けての取り組みの一つが、化石燃料の代替エネルギーとなる再生可能エネルギー利用の拡大です。

再生可能エネルギーの中でも、バイオマス発電は太陽光発電や風力発電のように天候に左右されず、昼夜問わず安定的に発電する事が出来ます。

伏木万葉埠頭バイオマス発電所は、製材端材などを原料としている木質ペレット等のバイオマス燃料のみで発電しており、バイオマス発電によってカーボンニュートラルの実現に貢献して参ります。

使用するバイオマス燃料の安定調達のため、海外の森林等から発生するものを利用しており、その荷揚げを当発電所がある伏木万葉ふ頭で行っています。

森林の違法伐採等が社会問題になっておりますので、当発電所では社会や環境等への影響を配慮していることを政府が認定する証明を有する(持続可能性認証を取得した)バイオマス燃料のみを利用しております。

バイオマス発電とは

木質ペレット

バイオマスとは動植物等から生まれる生物性資源の総称で、当発電所では製材端材等を粉末にして固めた木質ペレットを主燃料に使用しています。

このバイオマス燃料を燃やして、ボイラーで高温高圧の蒸気を発生させ、その蒸気でタービンを回して発電するのがバイオマス発電です。

バイオマス燃料を燃やすと温室効果ガスのひとつである二酸化炭素(CO2)を排出しますが、植物の成長過程では光合成によりCO2が吸収されるため、CO2のプラスマイナスは0となります。この炭素循環の考え方をカーボンニュートラルと言います。そのため、バイオマス燃料は再生可能エネルギーに位置付けられています。

燃料情報

こちらから資料をダウンロードいただけます。

バイオマス燃料(PKS)の持続可能性
(合法性)の確保に関する
自主的取組および燃料発生地点
(搾油工場)の情報について(PDF)

事業概要

100%バイオマス燃料を使用する発電事業をおこなっています。

設備名称 伏木万葉埠頭バイオマス発電所
事業主体 伏木万葉埠頭バイオマス発電合同会社
所在地 富山県高岡市伏木万葉ふ頭5-4
発電出力 51,500kW(51.5MW)
燃料 木質ペレット等、約20万トン/年※再生可能エネルギー固定価格買取制度適用

主要設備

バイオマスボイラー 循環流動層式再熱蒸気ボイラー
蒸気タービン 再熱再生式復水タービン
発電機 三相同期発電機
燃料貯蔵棟 約2か月分の燃料を貯蔵可能

発電所構内機器配置図

発電所構内機器配置図
発電所構内機器配置図の詳細
						1.燃料貯蔵棟 2.燃料搬送設備 3.ボイラー 4.蒸気タービン 5.変電設備 6.ろ過装置 7.純水装置 8.ろ過水タンク・純水タンク 9.冷却塔 10.アッシュバンカー・電気集塵機 11.起動用燃料タンク 12.管理棟・中央操作室

環境への配慮

  1. 公害対策

    大気汚染防止法等関係法令を遵守し関係自治体の規制値を下回る運転を行います。
    発電の冷却過程において排水が発生しますが、白エビ等水産資源の豊富な富山湾へ直接排水を流すことはせずに、下水処理場(高岡市伏木浄化センター)へ排水し処理して頂いています。

  2. 景観に関して

    発電所内最大の構造物であるボイラーは、周囲に白い壁を設置し海沿い景観の圧迫感を軽減させる配慮をいたしました。

ボイラー

たかおかSDGsパートナー登録

SDGs(持続可能な開発目標)の達成および持続可能なまちの実現に向けて、高岡で取り組み等を実施している企業として、「たかおかSDGsパートナー会員」に認定されました。詳細は高岡市ホームページをご覧ください

発電所構内機器配置図

アクセス

地図

〒933-0000
富山県高岡市伏木万葉ふ頭5-4

  • 新高岡駅からタクシーで ・・・・・ 約25分
  • 高岡駅からタクシーで ・・・・・・ 約20分
  • JR氷見線伏木駅より徒歩 ・・・・ 約20分

※新型コロナ感染予防等の観点から、現在一般見学の受け入れは行っておりません。
ご理解をお願いいたします。